L'Oeuvre pour piano / Erik Satie

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エリック・サティを初めて聴いたのは、アルド・チッコリーニのピアノだった。当時はLPレコードで、3枚のシリーズだった。それ以来、何人ものピアニストによって演奏されるサティを聴いてきたが、やはり最もしっくりくるのは、このアルド・チッコリーニの演奏である。他のどの演奏を聴いても、早すぎていると思えたり、遅すぎると思えたり、力が入りすぎていると思えたり、意識しすぎると思えたり。記憶の底に刻みつけられているためかも知れない。いくら録音が古くても、この演奏に代わることができるものは、どこにもない。

エリック・サティといえば、やはり最も有名なのは「3つのジムノペディ」であろう。テレビのCMや番組の中で使われることもある曲だ。もちろん「ジムノペディ」は良い曲だし思い出もある。しかし、俺がもっともエリック・サティを感じるのは、「4つのオジーヴ」である。この和音には、神々しさすら覚える。

LPレコードで何度も聴いた曲の数々、そしてレコードには収められていなかった曲。いつまでも聴き続けたいアルバムである。276分19秒という時間の中に、エリック・サティのピアノ曲の主要なものをすべて聴くことができる。エリック・サティを味わうためには、このボックスセットが決定盤だ。

EMIフランスから発売された、5枚組のCDセットである。もとは1967年から1971年にかけて録音されたものであり、CDとしては2001年に発売された。フランス盤である。(20070127/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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1998年から「カルト・ミュージック・コレクション」というWebサイトを始めた。これを2006年12月からblogの形で再開することにした。音楽を心から愛する者のために、俺は書く!

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