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Live at the Budokan / Ian Gillan Band

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これは1977年9月に来日し、武道館でコンサートを行ったアイン・ギラン・バンドの記録である。イアン・ギラン・バンドは1975年に結成した。結成当初よりキーボードがマイク・モランからミッキー・リー・ソウルへ、そしてコリン・タウンズへと交代したが、1976年にはギターがレイ・フェンウィック、ベースがジョン・ガスタフスン、ドラムがマーク・ナウシーフ、そしてキーボードがコリン・タウンズ、ボーカルをイアン・ギランというメンバーが確定した。

このメンバーでアルバム「チャイルド・イン・タイム」と「クリアー・エアー・タービュランス」、そして「スカラバス」を発表することになる。これがいわばイアン・ギラン・バンドの第一期といえる。メンバーは1978年に大きく入れ替わるので、このライブ・アルバムは第一期の総決算的といった作品である。

このメンバーは実に個性的である。マーク・ナウシーフは元エルフのドラマーだが、独特のシンコペーション感とハイハットの切れの良さは、ロック的ではない。ジョン・ガスタフスンのベースは曲の低音部を支えるだけでなく、積極的に歌うフレーズを弾く。レイ・フェンウィックのギターもブルース臭さがなく、ジャズ的なアプローチさえ見られる。コリン・タウンズはハモンド・オルガンやピアノも弾くが、肝心のソロにはシンセサイザーを使う。もしイアン・ギランがボーカルでなければ、このメンバーはクロスオーバー、あるいはフュージョンに分類されるバンドになっていたのではないだろうか。

ここに収められているのは、セカンドアルバム「クリアー・エアー・タービュランス」から「クリアー・エアー・タービュランス」「マネー・レンダー」「オーバー・ザ・ヒル」、サードアルバム「スカラバス」から「スカラバス」「マーキュリー・ハイ」「ツイン・エクゾウステッド」、そしてディープ・パープルの曲から「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「チャイルド・イン・タイム」「ウーマン・フロム・トーキョー」である。どの曲もアレンジが練られており、ライブ感に満ちている。イアン・ギラン・バンドはこれ以降メンバーが変わった後は、ハードロックの保守本流的な曲作り、音作りに変化していく。様々なスタイルのロックバンドがあるが、この第一期といえるイアン・ギラン・バンドは、ハードロックの歴史の中でも独特の個性を放っている。

このCDは、1978年に「ライブ・アット・武道館」、「ライブ・アット・武道館Vol2」として発売された2枚のレコードをまとめ、1989年にヴァージン・ジャパンから発売された日本盤である。(20070306/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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Author:yoc
1998年から「カルト・ミュージック・コレクション」というWebサイトを始めた。これを2006年12月からblogの形で再開することにした。音楽を心から愛する者のために、俺は書く!

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