The Purple People Eater / Ian Gillan

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イアン・ギラン・バンドはアルバムによって「イアン・ギラン・バンド」であったり「イアン・ギラン」と個人名であったり、あるいは「ギラン」であったりする。いささか紛らわしい。このアルバムは「イアン・ギラン」個人名義である。

収録されている曲は、セカンドアルバム「クリアー・エアー・タービュランス」からタイトル曲の「クリアー・エアー・タービュランス」、サードアルバム「スカラバス」からタイトル曲の「スカラバス」と「マーキュリー・ハイ」、そして「マイ・ベイビー・ラブズ・ミー」のライブ、イアン・ギラン・バンドを解散し、再結成ディープ・パープルをやめてからのソロアルバム「ネイキッド・サンダー」からは「ゲット・レアクション」、「スウィート・ロリータ」、「ノー・モア・ケイン・オン・ザ・ブレイゾス」、「ラブ・ガン」の4曲、「ギラン」名義のアルバム「ツールボックス」からは「ツールボックス」、「ダンシング・ナイロン・シャツ」、「ハング・ミー・アウト・トゥ・ドライ」、「ダーティ・ドッグ」、アルバム「シャーカズー・アンド・アザー・ストーリーズ」からは「シャーカズー」と「ミュージック・イン・マイ・ヘッド」、ロジャー・グローバーとのデュオ・アルバム「アクシデンタリー・オン・パーパス」より「シー・トゥック・マイ・ブレス・アウェイ」、同じくロジャー・グローバーとのデュオ・アルバム「パープル・ピープル・イーター」より「ザ・パープル・ピープル・イーター」である。

すなわちこのCDは、名作「グローリー・ロード」をはじめとする第二期に相当する時期のアルバムを除いて、初期の名曲と最近のソロアルバムからの選曲となっている。第一期の個性的なハードロックから、「ラブ・ガン」のような全力疾走の豪快な曲、肩の力を抜いたブギ、アコースティックな「シャーカズー」、あるいは「シー・トゥック・マイ・ブレス・アウェイ」のようなじっくりと味のある曲。イアン・ギランの多面的な才能を味わうことができる。

そして素晴らしいのは「マイ・ベイビー・ラブズ・ミー」のライブである。第一期のメンバーのバンドとしての完成度の高さ、ライブにおける演奏の素晴らしさが感じられる。この曲を聴くだけでも価値がある。しかし、どうだろう、「ミュージック・イン・マイ・ヘッド」のようなAOR風の曲は、どうもイアン・ギランには似合わない。

このアルバムは2002年にEagle Rock Entertainment Limitedから発売された。ドイツ盤だ。(20070309/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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1998年から「カルト・ミュージック・コレクション」というWebサイトを始めた。これを2006年12月からblogの形で再開することにした。音楽を心から愛する者のために、俺は書く!

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