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The Ian Gillan Band Anthology / Ian Gillan Band

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イアン・ギラン・バンドの第一期によるライブ録音とスタジオアルバムからのコンピレーションだ。ライブ録音はトラック1から4で、「ウーマン・フロム・トーキョー」、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、「ツイン・エクゾーステッド」、そして「チャイルド・イン・タイム」の4曲。1977年のレインボー・シアターにおける演奏だとある。

ライブのうちディープ・パープルの曲である「ウーマン・フロム・トーキョー」と「スモーク・オン・ザ・ウォーター」だが、これらの曲からは、ディープ・パープルの演奏との対比より、このイアン・ギラン・バンド第一期のメンバーのファンキーな個性がはっきりとわかる。とりわけ「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のアレンジは、少々やりすぎ、という感もある。リッチー・ブラックモアが聴いたとすると、きっと良い顔をしないだろう。また演奏もなんとなく気乗りがしない、といった雰囲気が感じられる。しかし「ツイン・エクゾーステッド」の演奏は素晴らしい。さすがにオリジナル曲ではイアン・ギラン・バンドの素晴らしさがはっきりと出る。メンバーの息もぴったりあった、完璧なライブ演奏だ。

もう一曲のディープ・パープルの曲「チャイルド・イン・タイム」は、イアン・ギラン・バンドのファーストアルバムのタイトルにもとられ、イアン・ギラン・バンドなりの演奏が形になっている。ここでの「チャイルド・イン・タイム」は、もはやディープ・パープルのものではなく、イアン・ギラン・バンドの「チャイルド・イン・タイム」になっている。

スタジオアルバムからのトラックは、セカンドアルバム「クリアー・エアー・タービュランス」から「ファイブ・ムーンズ」、「エンジェル・マンチェニオ」、「マネー・レンダー」、「グッドハンド・ライザ」、そして「クリアー・エアー・タービュランス」だ。これらの曲は「The Rockfield Mix」というオリジナルとは異なるミックスになっている。実はこれと同名の「ザ・ロックフィールド・ミックス」という、セカンドアルバム「クリアー・エアー・タービュランス」の曲を別ミックスにしたアルバムがあり、どうやらこのCDには、その「ザ・ロックフィールド・ミックス」から「オーバー・ザ・ヒル」を除いたものが収められているようだ。おそらくそちらと同じミックスなのだろう。エフェクトが多めに加えられ、音のメリハリが強調されている。オリジナルとどちらが良いかは好き嫌いが分かれるだろう。

そして問題は、8曲目にあたる「ジス・イズ・ザ・ウェイ」と題された曲だ。これも「ザ・ロックフィールド・ミックス」と題されたアルバムに入っているのだが、実験的というか、まったく破天荒なトラックである。いったいどういう動機でイアン・ギランがこのようなトラックを残したのか意図がわからない。たいへん奇怪なトラックである。もちろん、これを実験音楽としてとらえれば良いのだろうが、どうしてもイアン・ギランとは結びつかない。

このアルバムは2001年にDigimode Entertainment Ltdから発売されたドイツ盤のCDだ。(20070310/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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1998年から「カルト・ミュージック・コレクション」というWebサイトを始めた。これを2006年12月からblogの形で再開することにした。音楽を心から愛する者のために、俺は書く!

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