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The Best of Sweet / SWEET

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スイートというバンドの知名度はそう高くはないかも知れないが、彼らのヒット曲は多くのロックファンに影響を与えたはずだ。「フォックス・オン・ザ・ラン」や「ブロックバスター」、「ヘル・レイザー」、そしてロック史上に残る名曲「アクション」。また「ロックン・ロールに恋狂い」という邦題の曲もあった。原題は「ボールルーム・ブリッツ」で直訳すると「ダンスホールの電撃」である。意訳もはなはだしいが、当時はこのような無理な邦題を付けるということも多かった。

スイートはもともと1965年、イギリスのソウルバンドであった「ウェインライツ・ジェントルメン」にさかのぼる。このバンドには後にスイートのドラマーとなるミック・タッカーとともに、ボーカリストとしてイアン・ギランがいた。彼らは小さなクラブでロック・アンド・ブルースとサイケデリックをミックスしたような曲をやっていたらしい。そして1965年にはイアン・ギランが「エピソード・シックス」に加入するために脱退し、代わりにブライアン・コノリーがボーカリストとして加入した。その後「ジ・アーミー」というバンドにいたスティーブ・プリーストが加わり、さらにゴードン・フェアマイナーというギタリストが加わって、「スイートショップ」というバンド名で1968年から活動を始めた。その後ギタリストがゴードン・フェアマイナーからフランク・トーピーに代わり、1968年に「スロー・モーション」というシングルを発表するが、このとき、同名の「スイートショップ」という名前のバンドが既にあったために、バンド名を「スイート」と変更した。アンディ・スコットが参加するのはもう少し後、1970年のことである。

スイートの曲は学生時代に良く聴いた。学生時代にはアルバムを買うお金も少なく、スイートは友達からレコードを借りて聴き、アルバムを買うことはなかったが、シングルレコードは何枚か買った。そのシングルレコードの中で、B面に「メデューサ」という曲があった。この曲は、このCDの解説の東ひさゆき氏によると、アメリカや日本で発売されたシングル「アクション」のB面の曲であり、もともとは「Are You Coming to See Me」というタイトルであったらしい。それをレコード化する際に歌詞やアレンジを手直しして「メデューサ」とした、と書かれている。この曲はアルバムには未収録であり、またスイートのどのベスト盤にも収録されていない。俺が知っている限りでは、唯一この日本盤CD「Burrn!presents」にのみ収録されている。その意味で、このCDは貴重である。

スイートの活動は以外に長く、「スイート」の名前で1991年まで活動したようだ。またそれ以降も「アンディ・スコッツ・スイート」という名前で現在も活動しているらしい。しかし彼らの全盛期は1976年のアルバム「ギブ・アス・ア・ウインク」である。以後は音楽シーンの変化に戸惑いながら迷走したと言っても過言ではないだろう。このベストCDからも、彼らの絶頂期のエネルギーと、それ以降のものが違うことがよくわかる。(20070425/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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1998年から「カルト・ミュージック・コレクション」というWebサイトを始めた。これを2006年12月からblogの形で再開することにした。音楽を心から愛する者のために、俺は書く!

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