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Talisman: in the Studio & on Stage / GILLAN

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このCDに限らずイアン・ギラン関連のコンピレーションアルバムには首を傾けたくなるものもある。「評価」という言葉を使うのは大袈裟だが、いったいどのような経緯でこのようなアルバムが発売されるに至ったのか、疑問に思う。しかしこのCDには、他のCDに見られないトラックがある。

2枚のCDが入っているが、1枚は「イン・ザ・スタジオ」と名付けられたスタジオアルバムからの寄せ集めである。「シャカズー」や「ホグワッシュ」など比較的ポップな1990年代の曲が続いた後、イアン・ギラン・バンドの初期の曲「クリアー・エアー・タービュランス」や「グッドハンド・ライザ」、「スキャラバス」などが続く。そしてアルバム「ネイキッド・サンダー」と「ツールボックス」の収録曲が続く。

面白いのは2枚目のCD、「オン・ステージ」で、ライブ録音が収められているものだ。特に3曲目「メッセージ・イン・ア・ボトル」と「ファイティング・マン」の2曲は、もともと日本のみで発売されたアルバム「ギラン」からの曲で、ライブ録音は珍しい。恐らく演奏メンバーも当時のもののように思える。ドラムのリーム・グノッキーはたいへんパワフルなドラミングを聴かせてくれるプレイヤーで、この録音でもすさまじいリズムが洪水のように流れてくる。残念なのは録音状態がいまひとつ良くないことと、アルバムの演奏を忠実に再現しており、バンドとしての遊びが少ないことだ。バンドが自身の曲を何度もステージで演奏すると、次第にバンドらしさがアレンジにでてきて、アルバム録音から逸脱してくるのだが、この演奏からは、まだそこまでバンドとしての成熟がみられない。通称「ジャパニーズ・アルバム」とも呼ばれるアルバム「ギラン」は大好きなだけに、もっと演奏が発掘されることを願っている。

それ以外に興味深いのは、CD2の9曲目「ブラック・ナイト」である。ディープ・パープルの有名な曲であるが、こなれた演奏で良い味を出している。また12曲目に「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が演奏される。また13曲目の「ニュー・オーリンズ」もカバー曲で、最後の14曲目「ヘルター・スケルター」はビートルズの曲である。

いろんな意味でバラエティに富んだコンピレーションアルバムである。このCDは2004年にDemon Music Groupから発売されたEU盤だ。(20070529/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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Author:yoc
1998年から「カルト・ミュージック・コレクション」というWebサイトを始めた。これを2006年12月からblogの形で再開することにした。音楽を心から愛する者のために、俺は書く!

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